📖 R-Scope 取扱説明書(スタンドアロン版)

単独利用 · v2.2.3 · 更新 2026/06/06

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1. 概要

R-Scope はブラウザ上で動くファイルマネージャーです。Apache の .htpasswd なしでフォルダ保護が使え、写真・PDF・テキスト・動画に非破壊レイヤー.rnote サイドカー)で注釈・追記できます。

本書は 単独利用(例: https://lab.rnote.jp/root-proxy.php)向けです。サイト全体のドキュメントルートを管理します。

機能内容
閲覧・整理ツリー、一覧/サムネ/詳細、検索、最大3ビュー比較
アップロードファイル・フォルダ、Explorer/Outlook ドラッグ
非破壊レイヤー原本はそのまま · 注釈は filename.rnote に保存
編集画像 / PDF / テキスト(md) / 動画・音声(各エディタ)
配布出力🖨️ Print — 合成 PNG/JPG/PDF を別名保存(原本不変)
ZIPZIP 内を展開せずブラウズ、圧縮・解凍
フォルダ保護セッションログイン + .protected
設計原則: 契約書 PDF や現場写真などの原本は上書きしません。配布用の合成ファイルが必要なときだけ 🖨️ Print で別名出力します。

2. 単独構成(root-proxy)

lab.rnote.jp などでは次の URL で開きます。

https://lab.rnote.jp/root-proxy.php

ファイル管理範囲
root-proxy.phpドメインの ドキュメントルート全体
scope-proxy.phpproxy があるフォルダのみ
R-Scope.phpR-Scope と同じフォルダをルートに
初回:🔑 Password(閲覧パスワード)を設定 → ② 保護したいフォルダで 🔒 保護。詳しくは §5 フォルダ保護と閲覧パスワード

3. 画面

フォルダツリー · 中央ファイル一覧 · プレビュー。➕ Views で最大3ペインまで並べて比較できます。

ツールバー

ボタン機能
⬅ Back / ➡ Forwardこのセッション内の移動履歴(左・中央・右の状態)
📌 ShotMemo名前付きシーンの保存と復元(左ツリー+中央フォルダ+右プレビュー)
🔄 Reload再読み込み
⬆ Upload / 📂 Folderファイル・フォルダのアップロード
➕ Views / ↺ Reset追加ビュー / 保存ビューのリセット
表示アイコン(4種)コンパクト / 大アイコン / サムネ / 詳細(Cat·Desc·Size·権限·日付)
📁 New Folder / 📄 New File新規作成
🏷️ Rename / 🗑️ Delete名前変更・削除
🔒 保護 / 🔓 保護解除フォルダに .protected を付与・削除(閲覧制限の印。削除防止ではない)
🔑 Password閲覧パスワード(R-Scope 全体のログイン)を config/rscope.json に保存
📖 Manual本書(JP / EN)

各 Scope ペイン見出しにパンくず(現在フォルダ)が表示されます。フォルダ選択時は下部にフォルダ属性(件数・サイズ・更新日など)が出ます。

右クリックで ZIP 圧縮・解凍、権限変更など。.rnote サイドカー行はベースファイルと連動して表示されます。

ShotMemo(シーン保存)

作業地点を名前付きで残し、後から Go で左・中央・右をまとめて復元します。保存先は config/scopes.jsonscenes 配列です。

⬅ Back との違い: Back/Forward は「今の作業の直前・直後」用の短い履歴です。 ShotMemo は「数週間・数か月前のチェックポイント」へ飛ぶための保存です。
Go 復元後: ⬅ Back の履歴は復元したシーンから再開されます。復元前の操作には戻れません(仕様)。 戻れる地点が必要なら、飛ぶ前に別名で ShotMemo を保存しておいてください。

4. ドラッグ&ドロップ

  1. 左でコピー先フォルダを選択
  2. Explorer または Outlook から中央/右ペインへドロップ
  3. フォルダごとドロップすると階層構造を維持してコピー
空フォルダのみはコピーされません。

5. フォルダ保護と閲覧パスワード

スタンドアロン版には 2つの別々の仕組み があります。ボタン名が似ていますが、役割は異なります。

ボタン役割保存先
🔑 Password R-Scope 全体の入場パスワード(閲覧パスワード)。設定後はログインしないとアプリ自体が使えません。 config/rscope.json
🔒 保護 / 🔓 保護解除 特定フォルダに「ここはパスワード必須」のを付けます。削除防止ではありません。 一覧・プレビュー・ダウンロードを制限します。 フォルダ/.protected
単独版の前提: 旧 Board Room 連携版にあった「理事会/一般会員」の役割分担はありません。 パスワードを知っている人は、ログイン後削除・アップロード・編集も含めて同じ権限で操作できます(閲覧専用アカウントではありません)。権限の細分化は v2.3 で検討予定です。

2つの仕組みの関係

訪問者が R-Scope を開く
config/rscope.json に閲覧パスワードが設定されている?
いいえ
ログイン画面なし。誰でもフル操作可能。
※この状態では .protected も実質効きません。先に 🔑 Password を設定してください。
はい
ログイン画面が表示される
↓(ログイン成功)
セッション確立 — 以降は R-Scope を操作可能
開こうとしたフォルダ(またはその親)に .protected がある?
なし
一覧・プレビュー・編集 OK
あり かつ 未ログイン
「Password Required」
(パスワード設定済みなら通常はログイン後に解消)
保護フォルダ + ログイン済み
一覧・プレビュー・ダウンロード OK
※ログイン後は削除・アップロードも可能(閲覧専用ではない)

正しい設定手順

  1. 🔑 Password で閲覧パスワードを設定(必須。未設定だと .protected が機能しません)
  2. 保護したいフォルダを選択 → 🔒 保護(空の .protected ファイルが作成されます)
  3. 未ログインの訪問者が保護フォルダへ入ろうとすると、ログインを要求されます
  4. 不要になったら 🔓 保護解除 でマーカーを削除

保護が効く操作・効かない操作

保護が効く(未ログイン時)保護の対象外
フォルダ一覧、ファイルプレビュー、ダウンロード 削除防止ではない — ログイン後は 🗑️ Delete も可能

原本の写真や文書ファイルは変更しません。保護は R-Scope 経由の見せ方を制限するだけです。一覧でフォルダ名の先頭に 🔒 が付いているのが保護中の目印です。

6. 非破壊レイヤー(.rnote)

画像・PDF・テキスト・動画/音声の注釈はすべて サイドカー に保存します。例: photo.jpgphoto.jpg.rnote。原本ファイルは変更されません。

種別原本サイドカー
画像photo.jpgphoto.jpg.rnote
PDFdrawing.pdfdrawing.pdf.rnote
テキストmemo.mdmemo.md.rnote
動画/音声meeting.mp4meeting.mp4.rnote

レイヤーパネル

エディタ右の Layers ドロワーでレイヤーを管理します。

レイヤーごとに表示/非表示・不透明度・順序・ロックが設定できます。

👁 オーバーレイ ON/OFF

モードバーの 👁 で注釈レイヤーの表示を切り替えます。OFF のときは原本のみ表示され、🖨️ Print の出力内容にも反映されます(配布前の見え方確認用)。

💾 注釈保存 は常に .rnote のみ更新します。原本は触りません。

7. 各エディタ

7-1. 画像(jpg / png / gif / webp / bmp)

📍 現場注釈(推奨)— 原本そのまま。レイヤーツールでマーク → 💾 で .rnote 保存。

🎨 ピクセル編集 — リサイズ・補正・トリミング・回転など。写真本体を変更します(上書き or 別名)。

現場写真・証拠写真は 現場注釈 を使い、原本を残してください。

7-2. PDF

PDF.js でページ表示。ページ送りしながら、画像と同じ注釈ツールでマーキング。Cover モードで白抜き隠しも可能。💾 で drawing.pdf.rnote に保存。

7-3. テキスト / Markdown

↩ Undo / ↪ Redo(Ctrl+Z / Ctrl+Y)対応。

7-4. 動画・音声(mp4 / webm / mp3 等)

Markup モードでも 👁 でマークの表示 ON/OFF ができます。

8. 印刷・エクスポート(🖨️ Print)

画像・PDF・テキストエディタの 🖨️ Print から、合成結果を出力します。原本と .rnote は変更されません。

出力先内容
Printer…OS の印刷ダイアログ(ネットワークプリンタ可)
Save on server…サーバー上のフォルダに新ファイルとして保存 → プレビューで開き、新しい .rnote を追加可能
Download to PC…PC へダウンロード

形式: PNG / JPEG / GIF / PDF(PDF は複数ページ対応)。

Include layer annotations チェックは 👁 と連動します。OFF のときは原本のみ出力。

配布用 PDF/PNG が欲しいとき: 注釈を保存 → 👁 ON → 🖨️ Print → Save on server または Download。

9. ZIP ファイル

10. ファイル構成(単独)

/public_html/
├── root-proxy.php
├── R-Scope.php
├── R-Scope-manual-ja.php   … 本書
├── R-Scope-manual-en.php   … 英語版
├── config/
│   ├── rscope.json          … 閲覧パスワード(ハッシュ)
│   └── scopes.json          … ShotMemo・ビュー復元など
├── lib/                     … R-Scope コア JS/PHP
└── projects/
    ├── .protected           … 保護マーカー
    ├── photo.jpg
    ├── photo.jpg.rnote      … 画像注釈
    ├── drawing.pdf
    ├── drawing.pdf.rnote    … PDF 注釈
    └── meeting.mp4
        meeting.mp4.rnote    … 動画マークアップ
    

11. FAQ

Q. root-proxy と R-Scope.php の違い?

同じアプリです。root-proxy.php はサイト全体をルートにします。

Q. 編集結果はどこに保存される?

レイヤー注釈.rnote のみ。ピクセル編集 / テキスト Save → 原本上書き(.bak 付き)。🖨️ Print → 別名の新ファイル。

Q. 👁 OFF のとき Print は?

原本のみ出力されます。注釈付きで配布するときは 👁 ON(または Print ダイアログで Include layer annotations を ON)にしてください。

Q. 閲覧パスワードを忘れた?

サーバー上の config/rscope.jsonpassword_hash を空にするか、ログイン中なら 🔑 Password から再設定。

Q. 🔒 保護は削除を防ぐ?

いいえ。見せない・開かせないための印です。ログイン後は削除・アップロードもできます。

Q. Board Room 版の説明は?

管理組合ポータル向けは 日本語(Board Room 連携版) を参照してください。

Q. 推奨ブラウザ

Chrome または Edge(フォルダ D&D、canvas、PDF.js、ffmpeg-wasm に対応)。